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捨て犬
第14章 食べたい?
そんなこんなで
エミは
パン屋で働くことになり
初出勤の日を迎えた



人と接するのは苦手で
あんまりしゃべらないし
・・笑わないけど

綺麗好きで
言われたことは
ちゃんとやるからと
俺は
萩原の両親に頭を下げた


あと、下手だけど料理が好きで
パンを焼けるようになりたいと
思っていることも伝えた



もちろんエミには
「うん」って言わずに
「はい」って言うように
何度も教えておいた


けど大丈夫かな・・あいつ



エミをパン屋に預け終わると
俺はいつものように
仕事に向かう



なんだか


エミが気になって気になって
何度も後ろを振り向きながら
俺は駅に向かっていた


結局
会社につても
落ち着かなくて

昼休みになるまで
俺は
全く仕事が手につかなかった









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