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捨て犬
第15章 目、つむって・・・


息の荒いエミと
すぐに繋がり

俺は
ひとつになったまま
エミにキスをした


「エミ・・・
好きだよ・・エミ」


「カズマ・・・」


「好きだよ
ほんとに好き

あっ

んんっ・・エミ・・

好きなんだよ・・」


好きと
言ってもらえない代わりに

好きだと言いたくて


何度も何度も
好きだと告げながら

俺は
エミを抱いた



一度でもいい

好きだと
言ってくれたら・・



そう思いながら




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