この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
一緒に 帰ろう…いつかきっと。。
第9章 いつかきっと…
優香
『大ちゃん かわいい~顔 真っ赤やん』
大輔は 嬉しさと 恥ずかしさと
緊張で 喋る事すら できない。
大輔の 初デートは 優香のリードで
始まった。
優香の 好きな 雑貨屋を巡って
お揃いの キーホルダーを買って
ウィンドウショッピング、
そして、優香が 大好きな 水族館
その頃、大輔の緊張も やわらいでいた。
優香の 手の温もり、笑顔、笑い声、
なんとも 言えない。
優香の そばに 居ると こんなに
心が 温かくなるなんて。
大輔は 優香の 手を離さなかった。
優香も それを察して くれたのか
あるいは 同じ 気持ちだったのか
優香も 大輔の手を 強く握り返してきた。
離れたくない…離したくない…
許されるなら、このまま連れ去りたい。
大輔は そんな気持ちで いっぱいになっている。