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掌の官能小説
第10章 4時8分
そんな浩二との声だけ聞きながら、オナニーをよくしていた事を思い出していた

そして朝起きると、浩二に逢うために新幹線に乗っていた

実際に浩二と逢い、激しく抱き合うのは
矢張りオナニーより何百倍も気持ち良く
浩二の腕の中にいる幸せを感じていた


浩二と別れてからは
「あんなに切なくて、熱い想いでのセックスは出来ないんだな…」って寂しく切ない気持ちになる

浩二に未練は無いが
浩二とのセックスには未練がいっぱいだった

浩二と別れ3人の男と付き合ったが、あんなに熱い気持ちになれずにいたのだ

みんなそれぞれ私を可愛がってくれた

特に中原さんは、理想の人で
背は高く高収入高学歴、優しくて私をかなり可愛がってくれた
イケメンとまではいかないが、感じの良い爽やかな人だった

セックスでも私をいっぱい感じさせてくれ
マメに連絡もくれたし…

私は中原さんを好きにはなったが、恋はしなかった

何故だろう…

彼は私が欲しがる前に与えてくれたからだろうか

彼の愛は強く感じた
激しく私を抱き、もう無理だと思う程奥を突き、感じさせてくれたのに

私のあしの指から手の指、耳、頭のてっぺんまで愛してくれたのに…

浩二とのセックス程熱く感じなかったのだ

中原さんを愛せなかったのが悲しくて
中原さんを愛せたら最高に幸せだったはずなのに…


中原さんは疲れた私の足の指を舐め始め、
「アアッ、ダメよ、足なんて。恥ずかしいわ…」
私が言うと
「遥加の全部を愛したいんだ。遥加の味が好きなんだ」

男は愛した女の全てが欲しいと思うものなんだろうか

風邪で鼻水が詰まっても
「吸い出してあげるから…」
と冗談抜きで浩二も言っていた

中原さんも同じ事を言い
「遥加のおしっこも飲めるくらい好きだよ」
と真顔で言った

「私は中原さんのなんて飲めないわ」
と笑っても
「俺のは、飲まなくていいよ」
と優しく言いながら
私の股間に顔をうずめ、溢れる愛液をひたすら吸っていたのを思い出していた








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