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掌の官能小説
第11章 おもちゃ屋サヤカ
【サヤカの宝箱】【サヤカのお●ん●】【サヤカの座位っス】
サヤカの名前を付けて商品を発売し始めた。


「これ、オタクは使ってるのかい?」

営業先でサヤカはいろいろ尋ねられ、答えにくい事も爽やかに答えていた。

「この、サヤカのお●ん●は、私のを形どって作ったんです。試してみて下さい。」

【ラブドールサヤカ】はサヤカそのものものサイズ、肌触り、感触を再現したものだった。

そして、おもちゃを使った女性向けAVを発売し、人気になっていった。

サヤカの勤めている会社は、【サヤカ】によって成長し始めたのだった。


サヤカと近藤は多忙になり、なかなか試作品を試したり、新しい商品開発にのためにセックスをする機会がなくなっていた。


お互いに自分たちの作ったおもちゃを使い欲求を満たそうとしていたが、何故かモヤモヤ感が取れずにいたのだった。


サヤカは男性器に形をしたバイブレーターを見つめため息をついていた。

サヤカの近くにいた社員は笑いながら
「サヤカさん、どうしました?そんなものを見つめて、ため息なんて。」

「あ?あ…ああ…な、何でも無いわ…」

近藤とのセックスを思い出していたのだった。
サヤカはショーツはジワリと湿っぽくなっていた。

「サヤカさん。」

「あ…大丈夫ですから…」

「あ…どうかしたんですか?」
近藤が声を掛けた。


「あ…ううん。何でもないわ。」
近藤サイズのバイブレーターをにぎり締めながら言った。

「【サヤカ様の七つ道具】が出来てきました。見て下さい。」
女王様は黒とか赤のハードなアイテムだが、サヤカ様のは、白でレースやファーを使っていた。

「肌触りもいいし…可愛く仕上がってる。ん…これでいきましょう。」

早速この商品を使ったサヤカプロデュースのAV撮影の手配をした。
最近はAVに出演したいと売り込みに来る女の子も多くなっていた。

一番最初にサヤカがプロデュースしたAV女優は、いまはテレビに出て、アイドルタレントやモデルをしていたのだった。

2年でこんなに成果が出るとは思ってもいなかったのだ。



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