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掌の官能小説
第12章 紫陽花橋
竹林の中を車で行くと、漆喰の塀に小さな門がありました。

隠れ家のような旅館でした。
門の前に着くと中から番頭さんのような法被を着た男性が出てきました。

義兄と私が車から降りると、
「佐藤様、ご無沙汰いたしております。本日はありがとうございます。」
と言いました。

「子供の頃からたまにここに来ていたんだ。」

「お荷物は?」
番頭さんが尋ねましたが

「急に来たくなってね」
と笑いながら義兄は番頭さんに話していました。

番頭さんに、離れのお部屋に案内されました。

「いつもこの部屋だった」
義兄が懐かしげに部屋を見回しました。

2ベッドルームとリビングがあり、一つのベッドルームからは露天風呂が繋がっていました。

見るからに高級な家具でした。

番頭さんと一緒に来た仲居さんがお茶を煎れてくれました。

夕食の時間の確認をし、二人は戻っていきました。


私は煎れて貰ったお茶をゆっくりと飲みながらお庭を眺めました。
義兄もお庭を眺めていました。

「素敵な旅館ですね。」
私が呟くと義兄は
「俺が一番落ち着く場所がここにあるんだ。」
と私を見つめながら言いました。

「どこかしら?」
義兄の私を見つめる視線に恥ずかしくなり思わず目を逸らせていました。

「後でね…まずは…食事前に温泉だ。」
義兄は私の手を取り奥のベッドルームに行き服を脱ぎ捨てました。
そして、もたもたしていた私の洋服もサッと脱がせました。
私の手を引き湯船の前で檜の洗面器に湯を入れ、温度を確認し私にかけました。
そして自分にもかけ、義兄は湯船に入ると私の手を引き
「おいで。」
と言いました。

私は自分が何をしているのか分からなくなりました。
夫がいるのに…
夫の兄と一緒にこんなことをして…

私は夫の事を考えるのを辞めて、義兄の胸に飛び込みました。




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