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掌の官能小説
第12章 紫陽花橋
義兄は知っているのだろうか?

私は義兄にしがみつきながら、感じていました。
いつもよりも、義兄を激しく求めていました。

求めても与えられても足りなくて、いつしか朝になっていました。

「圭一さん、私…圭一さんとずっと一緒にいたいの。」
朝日の差し込むベッドの上で義兄にしがみつきながら泣きじゃくってしまいました。

義兄は強く抱き締めてくれました。


週末になり、夫がやってきました。
「母さんの身体も良さそうだし、もう家に帰って来れるだろ。」
そう言い私に荷物をまとめるように言いました。
私は何も言えませんでした。

夫は義母に私を帰すように言うと、義母は私の方をチラッと見てから頷きました。
私は絶望的になり、ふらりと立ち上がり、
「荷物をまとめてきます。」
そう言い、部屋に戻り荷物をまとめだしましたが、涙が溢れてきました。

義兄は仕事で出掛けていて、電話をしても出ませんでした。なのでメールで知らせました。
30分しても返事は来ませんでした。


私は、片付けた荷物を持ち、家を出てタクシーを止めました。
そしてタクシーに乗り込み…
「どちらへ?」
と訊かれ、困惑しました。

何処に行こう…

「駅に…駅まで…」
行く宛のない私はとりあえず駅に行こうと思いました。

駅に着くと、私は義兄と行ったあの旅館に行こうと思いました。
思い出の深いあの宿に。

私は電車とバスに乗り継ぎあの宿に着きました。

週末だから泊まれるかは分かりませんでしたが、とりあえずフロントに行きました。
「予約はありませんが、お部屋…空いていますか?」

「佐藤様!いらっしゃいませ。佐藤様のいつものお部屋は空いておりますよ。」

あの部屋は一体一泊いくらするのか分からないので
「いえ…あの…一人ですので…もう少し狭い部屋で…」

「生憎、他は埋まっていて…あのお部屋は年間で佐藤様にお借り頂いておりますので…あのお部屋にお泊まり頂いた方がお得かと…」

後から義兄には宿泊代を支払えばいいか…

私はあの離れの部屋に案内されました。







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