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掌の官能小説
第17章 いつも観てるよ
彼女がネットで買い物をしていたものの購入履歴を見ながら、好きそうな靴を探してみた。
靴のサイズも分かってしまうのだ。

僕は直ぐに注文すると、その日の夕方には配達されたのだ。
便利過ぎる世の中だ…

彼女がパソコンに映った。
またあのコーヒーショップだ。
僕は直ぐに靴を持ちコーヒーショップに向かったのだった。

「こんばんは。約束の靴だよ。」
僕は彼女の前に立ち靴を渡した。

彼女は驚いたような表情をし、プレゼントを受け取った。
「あ…ありがとうございます。でも…サイズ…分かりました?」

「開けてみたら?」

「は…はい。」

大きなリボンを彼女は解き、箱を開けると
「わぁ〜欲しかった靴だわ。サイズは…あ、凄い私のサイズだわ。凄いわ。」
彼女は目を輝かせていた。

「喜んで貰えて良かったよ。じゃあ…」

「あ…あの…用事がなければお礼を…夕食をご馳走させて下さい。」

「いや、用事は無いけど…」

「一度家に寄ってこの靴に履き替えて出掛けたいの。家は10分位の場所だけど…待っていてくれますか?」

「一緒に行くよ。その方が早いだろ?あ…嫌で無ければ…だけど。」

「え?うちに?ああ…散らかってるので…玄関までなら…」

僕は彼女について店を出た。



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