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掌の官能小説
第18章 発射オーライ
彼女の寝息がだんだんと荒くなり、時折声まで出ていた。
彼女はもう目を覚まし、喘ぎ声をあげていた。

僕はキャミソールの襟ぐりから彼女の乳房を引っ張り出し、ブラジャーから乳房を出した。
そして、色素の薄い乳首の匂いを嗅ぐと、舐めずにはいられずに乳房を掴みしゃぶりついた。

彼女は悲鳴のような喘ぎ声をあげ、僕の頭を抱き締めた。

「ああ…どうにかなってしまいそう…」

時折彼女の表情を見ながら乳房をしゃぶっていると、電車内で恍惚な表情を浮かべていた彼女と同じ表情になっていた。

「痴漢されて、感じていたの?」

僕は乳房から口を離し彼女に尋ねると頷いた。

「感じてしまって…身体に火がついたように…誰かにどうにかして欲しくて…無茶苦茶にされたくて…そしたらあなたが私に気付いてくれて…思わず誘ってしまったの。」

「誰でも良かったの?」

「誰でも良かったの。だから…大丈夫よ。」

大丈夫の意味がよくわかなかったが、僕は彼女が感じている顔を見ながら、もっと感じさせたいと思った。
「もう辞めて、参りました」と言わせたい…あまりにも感じさせられて僕を選んだ事を後悔させたいと思った。






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