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掌の官能小説
第19章 今日もあなたを待っています
僕のドキドキは激しくなっていた。
平常心平常心…そう自分に言い聞かせ、お湯を沸かした。
お湯は1分もしないうちに沸いたが、彼女に何をあげたらいいのか分からなかった。
僕が悩んでいる間に彼女は髪を濡らしたままタオルを身体に巻き風呂から出てきた。
「服は、洗濯機の上のを…ドライヤーは…洗面台の右側の引き出しに…あるから…何か飲む?」
「あ…ありがとうございます。そんなに…おかまないなく…」
彼女のすっぴんの顔も可愛いかった。
あまり化粧は濃くないようで、あまり変わっていなかった。
多分ご飯はまだなんだろうな…
僕は冷蔵庫の中を確認し、簡単なナポリタンを作ることにした。
僕がキッチンで作っていると彼女が髪を乾かし終わってきた。
「あ…そこに座ってて。」
僕はソファに座るように言った。
ソファと言っても小さな二人掛けのソファだが…
「ナポリタン、好き?」
僕は作り終えてから彼女に尋ねた。
作る前に聞いたら良かった…もし嫌いでも作り終えていたら、正直に嫌いとは言えないだろう…
「はい。好きです。」
「良かったー。出してから好き嫌いを聞いたりして…」
「好き嫌いはほとんど無いんで、でも…いいのかしら…ご馳走になって。」
「いや…いいんだ。これくらいしかできないけど…あっ、ワインあるんだ。飲める?」
「飲めますけど…でも…」
「遠慮はしないでいいよ。一人より二人の方が美味しいし…」
「一杯だけいただきます。」
「アッ。ちょっと待って。濡れた服、風呂場に干すといいよ。乾燥機がついてるから、暫く吊るしておけばいいよ。靴もね。」
「ありがとうございます。」
「ハンガーは洗濯機の横のカゴにあるから好きに使って。浴室に入る左側のスイッチの一番上が乾燥だから。」
「はい。」
僕は彼女が、風呂から出た時にすぐに言えば良かったと思った。
せっかくの料理が冷めてしまうし、第一、一度座った彼女を立ち上がらせたのが申し訳なく思った。
平常心平常心…そう自分に言い聞かせ、お湯を沸かした。
お湯は1分もしないうちに沸いたが、彼女に何をあげたらいいのか分からなかった。
僕が悩んでいる間に彼女は髪を濡らしたままタオルを身体に巻き風呂から出てきた。
「服は、洗濯機の上のを…ドライヤーは…洗面台の右側の引き出しに…あるから…何か飲む?」
「あ…ありがとうございます。そんなに…おかまないなく…」
彼女のすっぴんの顔も可愛いかった。
あまり化粧は濃くないようで、あまり変わっていなかった。
多分ご飯はまだなんだろうな…
僕は冷蔵庫の中を確認し、簡単なナポリタンを作ることにした。
僕がキッチンで作っていると彼女が髪を乾かし終わってきた。
「あ…そこに座ってて。」
僕はソファに座るように言った。
ソファと言っても小さな二人掛けのソファだが…
「ナポリタン、好き?」
僕は作り終えてから彼女に尋ねた。
作る前に聞いたら良かった…もし嫌いでも作り終えていたら、正直に嫌いとは言えないだろう…
「はい。好きです。」
「良かったー。出してから好き嫌いを聞いたりして…」
「好き嫌いはほとんど無いんで、でも…いいのかしら…ご馳走になって。」
「いや…いいんだ。これくらいしかできないけど…あっ、ワインあるんだ。飲める?」
「飲めますけど…でも…」
「遠慮はしないでいいよ。一人より二人の方が美味しいし…」
「一杯だけいただきます。」
「アッ。ちょっと待って。濡れた服、風呂場に干すといいよ。乾燥機がついてるから、暫く吊るしておけばいいよ。靴もね。」
「ありがとうございます。」
「ハンガーは洗濯機の横のカゴにあるから好きに使って。浴室に入る左側のスイッチの一番上が乾燥だから。」
「はい。」
僕は彼女が、風呂から出た時にすぐに言えば良かったと思った。
せっかくの料理が冷めてしまうし、第一、一度座った彼女を立ち上がらせたのが申し訳なく思った。