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掌の官能小説
第22章 今日も嫁に
リハビリ施設に入ろうと思っていたが、嫁が面倒を看てくれると言い、自宅に戻る事になった。
将来の事を考え、同居が決まった時にバリアフリーのリフォームもしたのだ。
「こんなに早く役に立つとはな…」
私は思わず苦笑いをした。
車椅子を嫁が押しながら玄関を入ると、既に車椅子で家に上がれるように橋板が設置されていた。
車庫にはアメリカ製のバイクだけが置かれていた。
「頑張って身体を治してツーリングに私を連れて行って下さいね。」
優しく嫁が言う。
私は返事ができなかった。
息子は勤務地にとんぼ返りしていた。
「奈々子さん、大変だったらいつでもリハビリ施設に送ってくれて構わないから。」
若い嫁に自分の介護をさせるのは不憫だった。
「無理しないわ。だから大丈夫。」
笑顔で嫁は私を家に上げた。
将来の事を考え、同居が決まった時にバリアフリーのリフォームもしたのだ。
「こんなに早く役に立つとはな…」
私は思わず苦笑いをした。
車椅子を嫁が押しながら玄関を入ると、既に車椅子で家に上がれるように橋板が設置されていた。
車庫にはアメリカ製のバイクだけが置かれていた。
「頑張って身体を治してツーリングに私を連れて行って下さいね。」
優しく嫁が言う。
私は返事ができなかった。
息子は勤務地にとんぼ返りしていた。
「奈々子さん、大変だったらいつでもリハビリ施設に送ってくれて構わないから。」
若い嫁に自分の介護をさせるのは不憫だった。
「無理しないわ。だから大丈夫。」
笑顔で嫁は私を家に上げた。