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掌の官能小説
第24章 戸締り用心 
目覚めると、横に男がいた。
腕枕されてる…

一瞬にしてパニックになった。
昨日は…あれから…マヤを見送って…
ナミと飲んで…
確か…家にちゃんと戻ったような…

え?
強姦?

真っ裸だった。
多分男も裸…

悲鳴をあげたらまた何かされるかも…
どうしよう…

私は動けずにいた。

チロチロチララン♪

スマホが鳴った。

男が目を覚ますと…

「おはよう」
と笑顔を浮かべた。


「あ、え?おは?ようございます?」

男は身体を起こしベッドから降りた。

真っ裸!

私に緊張が走った。


「お姉さん、ゆっくりしていて大丈夫?」

「え?ゆっくり?あ…」
仕事に行かないと…

ってか、強姦に急かされても…

ふと部屋に違和感が感じた。

「ここ。。は?」

「俺の部屋だよ。」

「え?」

お持ち帰りされたのか?
でも、私の部屋っぽいけど…ん…ちょっと違う

「夜中にお姉さん、俺の部屋に来て…どんどん脱ぎ始めて…裸で…俺の…」

「え?」

「スゲェ怖かったよ。でもそのままベッド入ってきて寝ちゃうし…酒臭いし…まぁ、俺も鍵をするの忘れていたから…反対の立場なら俺、変態で警察行きだよなぁ。」

「え?ここ私の部屋じゃ…」

「俺の部屋だよここ。」

部屋を間違えたのか…

私は裸のまま動けなくなっていた。






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