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掌の官能小説
第24章 戸締り用心 
部屋に戻ろうと玄関先に行くと、
「お姉さん、昨夜の事本当に覚えて無いの?」
真顔で尋ねられた。

「グッスリ寝てしまっていたから…」

「そう…なんだ…」
一瞬ニヤリと彼はした。

な…なんなのよ…

「お邪魔しました!」


慌てて私は自分の部屋に入り、そのままバスルームに行った。

シャワーを浴びていると、寝ている時、ものすごく気持ち良かったゆめを見たのを思い出した。
誰かにしがみついて…
股間を洗うといつもと違いヌルッとしていた。

そう言えば…
触られて…

気持ち良かったような夢を見たような…


もしかして…
やられちゃった?

いやいや、夢の中ではセックスはしていない…


夢?現実?


隣の部屋の彼の裸の姿を思い出した。
股間がムズムズとしてきて、思わず指を膣口に付けてしまった。
初めての自慰だった。

彼とのセックスを想像しながら、自分の乳首を摘みながら膣を弄っていた。

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