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掌の官能小説
第25章 夏の日の想い
「父親?いや、祖父?ま、彼氏…では無いとは思うが…」

俺はもやもやしたが、また患者が次々と訪れた。

夜の9時過ぎにやっと落ち着けたのだ。
落ち着いた頃妻が帰宅し、俺は疲れからそのままベッドにたおれこんだ。


夜明け頃目が覚めた。
歳と共に朝が早くなる…

午前4時、外はまだ肌寒く感じる。
辺りが明るくなるのを見ながら散歩。

ルミ…まだ寝てるかな。
しかしあれは誰だったんだろう?

普段は他人の詮索はしないのだが、ルミの事はこんなに気になるものなんだと自分で自分に驚いた。


1時間程森を歩き、家に向かおうとするとルミが目の前に現れた。

「せんせっ。おはよう。気持ちのいい朝ね。」

「ルミ、おはよう。」
今朝も眩しい程綺麗だ。

「散歩?今から?」

「そう。今から。せんせは?」

「今、散歩してきたところ。」

「そう、残念。もう少し早かったら一緒に散歩できたのにね?」

「あ、ああ。そうだね。」

「じゃ、またね、せんせっ。」

「あ、ルミ?昨日お客さんが来てたみたいね。」

「ええ。パパが来ていて。まだいるけど。」

「パパ?お父さんかい?」
俺はホッとした。

「お父さんじゃなくて…パパ。スポンサー?パトロン?」

「え?」
な…何を言ってるんだ?

「私が絵を描くのを応援してくれていて、この別荘もパパのものよ。私の為に買ってくれたの。」

「あ、そ…そうなんだ。」

「私の絵を気に入ってくれて。私の事も気に入ってくれて。」

俺の頭の中はぐちゃぐちゃになった。
自分は既婚者だし
別にルミにパトロンがいても文句言えないし…
第一付き合ってもないし…

俺はズドンと落ち込んだ。


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