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掌の官能小説
第25章 夏の日の想い
ルミにパトロンが居ても、やはりルミに惚れているわけで
俺は度々ルミと逢瀬を重ねていた。

朝の散歩の途中、庭先、彼女の別荘。
俺の車。夜の散歩。

週に5回はセックスをしていた。


「パパとは?」

「パパは美しいものが好きで、私の絵、私も好きなんだって。パパはもうセックスが出来ないから…」

セックスできないんだ。
俺は何故か安心した。
が…

「私が感じているところが見れたらいいって。いっぱい感じさせてくれるの。」

膝が崩れそうだった。
彼女は玩具か?
観賞物か?

怒りが込み上げてきたが、自分にとっての彼女は…
お金を渡さない俺の方が嫌な男に感じた。
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