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掌の官能小説
第27章 医者と私

クリニックにはあれから行くのを辞めてしまった。
機械より医者としたいと思ったからだ。
したい相手に機械でされる…虚しいと思った。
あの日から3カ月経ったころ、仕事帰りにクリニックの前を通ると医者が仕事を終えたのかクリニックから出てきた。
私は思わず後をつけてしまっていた。
医者は近くの居酒屋に入った。
誰かと待ち合わせかしら…
私は躊躇せずに店の戸を開けた。
そして医者の姿を探した。
いた…
カウンターに一人座るところだ。
私は店に入り、医者の座った席の隣りをひとつ開けて座った。
そして様子を伺った。
連れはいなさそう…
心が踊った。
ビールを頼み…
壁に貼られたメニューを見る振りをして
「あ、先生…こんばんは。」
私の事を覚えていないかもしれないけど、声を掛けた。
「はい、こんばんは。」
笑顔で答えてくれた。
「先生、お一人ですか?」
「ああ。いつも一人。ははは。」
「隣、いいですか?」
医者は隣の椅子を引いてくれた。
覚えていてくれたのかな…
嬉しかった。
そして医者の隣の席に移った。
機械より医者としたいと思ったからだ。
したい相手に機械でされる…虚しいと思った。
あの日から3カ月経ったころ、仕事帰りにクリニックの前を通ると医者が仕事を終えたのかクリニックから出てきた。
私は思わず後をつけてしまっていた。
医者は近くの居酒屋に入った。
誰かと待ち合わせかしら…
私は躊躇せずに店の戸を開けた。
そして医者の姿を探した。
いた…
カウンターに一人座るところだ。
私は店に入り、医者の座った席の隣りをひとつ開けて座った。
そして様子を伺った。
連れはいなさそう…
心が踊った。
ビールを頼み…
壁に貼られたメニューを見る振りをして
「あ、先生…こんばんは。」
私の事を覚えていないかもしれないけど、声を掛けた。
「はい、こんばんは。」
笑顔で答えてくれた。
「先生、お一人ですか?」
「ああ。いつも一人。ははは。」
「隣、いいですか?」
医者は隣の椅子を引いてくれた。
覚えていてくれたのかな…
嬉しかった。
そして医者の隣の席に移った。

