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掌の官能小説
第29章 マイ
この部屋はマイが管理している。
親戚の持ち物で、今は海外に出張しているとか言っていた。
マイと出会ったのは、大雨で電車が止まった日。
駅には人が溢れ、これからもっと酷くなる予報が出ており、僕は電車に乗るのを諦めた。
会社に戻ろうと駅を出て歩き出した時、コンビニ袋を持って前を歩いていた女性が濡れた滑りやすい路面に足を滑らせ、崩れ落ちた。
「あっ!」
僕は傘を投げ捨て彼女を支えた。
いや、支えようとしたが、一緒に崩れてしまった。
人が行き交う歩道で大の大人がすっ転んでしまい、二人ともずぶ濡れになってしまったのだった。
ずぶ濡れになった僕はマイに誘われこの部屋に来たのだった。
親戚の持ち物で、今は海外に出張しているとか言っていた。
マイと出会ったのは、大雨で電車が止まった日。
駅には人が溢れ、これからもっと酷くなる予報が出ており、僕は電車に乗るのを諦めた。
会社に戻ろうと駅を出て歩き出した時、コンビニ袋を持って前を歩いていた女性が濡れた滑りやすい路面に足を滑らせ、崩れ落ちた。
「あっ!」
僕は傘を投げ捨て彼女を支えた。
いや、支えようとしたが、一緒に崩れてしまった。
人が行き交う歩道で大の大人がすっ転んでしまい、二人ともずぶ濡れになってしまったのだった。
ずぶ濡れになった僕はマイに誘われこの部屋に来たのだった。