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掌の官能小説
第5章 あの日にかえりたい

あの日を境に俊輔からの連絡は途絶えてしまった。
私からも連絡はいれていなかった。
つわりがあり、毎日気持ちが悪かった。
何よりも俊輔からの連絡が無い事が辛く悲しかった。
私は誰にも相談できずにいた。
このまま死んでしまいたいと思うようにもなっていた。
私があまりにも暗かったので、子供が私を街に連れ出してくれた。
子供の優しさに心が締め付けられたのだった。
子供とイタリアンレストランに入ると、隣の席に偶然に俊輔と奥さんと小さな子供が楽しそうにしていた。
私は凍りついてしまった。
彼は気付いていないようだった。
「ママ、大丈夫?」
子供が私を心配そうに言った。
すると、俊輔は私に気付き一瞬固まったが、彼の息子が「パパ、パパ」と呼んでいたので息子に目をやり、私に気付かない振りをしていた。
私は吐き気が酷くなり、席を立ちトイレに向かった。
そしてトイレで心を落ち着かせていた。
私がトイレから出ると俊輔が立っていた。
私は無視をして通り過ぎようとすると、
「悪いけど堕してくれ。」
そう言い彼は席に戻って行った。
私は、身体が震えそのままへたり込んでしまった。
そこにいる子供はよくて、私のお腹の子供はいらない?
私は震えながら立ち上がり席に戻った。
彼の奥さんは私より若く可愛らしかった。
自分の夫が浮気なんてしているのを知らないんだろう…
私は、何もかもぶちまけたいと思った。
俊輔に破滅して欲しいと思った。
が…
私も家庭は壊せない。子供が大切。
明日病院に行こう…
私は幸せそうな俊輔を見て決心がついたのだった。
その日の夜、俊輔から連絡が入った。
「ごめん。ちゃんと話し合わないとだな。」
「私一人で大丈夫だから。」
「でも、話し合わないとダメだ。」
「明日病院に行くわ。」
「明日?俺も付き添うから。」
「来なくていい。」
「俺にも責任あるし。」
「来ないで。迷惑だから。夫ではない男と産婦人科なんて…誰かに見られたりしたら…」
「あ…そうだね。ごめん。ちゃんと連絡をくれよ。」
「今更?」
「ごめん。いろいろ考えていたんだ。」
「逃げ方を?」
「季子…」
「ごめんなさい。体調悪くて気持ちも下がり気味で嫌味しか言えないの。」
「俺が悪いんだ。ごめんよ。」
「そう。あなたが悪いの、だからもう構わないで!」
私からも連絡はいれていなかった。
つわりがあり、毎日気持ちが悪かった。
何よりも俊輔からの連絡が無い事が辛く悲しかった。
私は誰にも相談できずにいた。
このまま死んでしまいたいと思うようにもなっていた。
私があまりにも暗かったので、子供が私を街に連れ出してくれた。
子供の優しさに心が締め付けられたのだった。
子供とイタリアンレストランに入ると、隣の席に偶然に俊輔と奥さんと小さな子供が楽しそうにしていた。
私は凍りついてしまった。
彼は気付いていないようだった。
「ママ、大丈夫?」
子供が私を心配そうに言った。
すると、俊輔は私に気付き一瞬固まったが、彼の息子が「パパ、パパ」と呼んでいたので息子に目をやり、私に気付かない振りをしていた。
私は吐き気が酷くなり、席を立ちトイレに向かった。
そしてトイレで心を落ち着かせていた。
私がトイレから出ると俊輔が立っていた。
私は無視をして通り過ぎようとすると、
「悪いけど堕してくれ。」
そう言い彼は席に戻って行った。
私は、身体が震えそのままへたり込んでしまった。
そこにいる子供はよくて、私のお腹の子供はいらない?
私は震えながら立ち上がり席に戻った。
彼の奥さんは私より若く可愛らしかった。
自分の夫が浮気なんてしているのを知らないんだろう…
私は、何もかもぶちまけたいと思った。
俊輔に破滅して欲しいと思った。
が…
私も家庭は壊せない。子供が大切。
明日病院に行こう…
私は幸せそうな俊輔を見て決心がついたのだった。
その日の夜、俊輔から連絡が入った。
「ごめん。ちゃんと話し合わないとだな。」
「私一人で大丈夫だから。」
「でも、話し合わないとダメだ。」
「明日病院に行くわ。」
「明日?俺も付き添うから。」
「来なくていい。」
「俺にも責任あるし。」
「来ないで。迷惑だから。夫ではない男と産婦人科なんて…誰かに見られたりしたら…」
「あ…そうだね。ごめん。ちゃんと連絡をくれよ。」
「今更?」
「ごめん。いろいろ考えていたんだ。」
「逃げ方を?」
「季子…」
「ごめんなさい。体調悪くて気持ちも下がり気味で嫌味しか言えないの。」
「俺が悪いんだ。ごめんよ。」
「そう。あなたが悪いの、だからもう構わないで!」

