この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
掌の官能小説
第5章 あの日にかえりたい
あの日を境に俊輔からの連絡は途絶えてしまった。
私からも連絡はいれていなかった。

つわりがあり、毎日気持ちが悪かった。
何よりも俊輔からの連絡が無い事が辛く悲しかった。

私は誰にも相談できずにいた。
このまま死んでしまいたいと思うようにもなっていた。

私があまりにも暗かったので、子供が私を街に連れ出してくれた。
子供の優しさに心が締め付けられたのだった。

子供とイタリアンレストランに入ると、隣の席に偶然に俊輔と奥さんと小さな子供が楽しそうにしていた。

私は凍りついてしまった。
彼は気付いていないようだった。

「ママ、大丈夫?」
子供が私を心配そうに言った。

すると、俊輔は私に気付き一瞬固まったが、彼の息子が「パパ、パパ」と呼んでいたので息子に目をやり、私に気付かない振りをしていた。

私は吐き気が酷くなり、席を立ちトイレに向かった。
そしてトイレで心を落ち着かせていた。

私がトイレから出ると俊輔が立っていた。
私は無視をして通り過ぎようとすると、
「悪いけど堕してくれ。」
そう言い彼は席に戻って行った。

私は、身体が震えそのままへたり込んでしまった。

そこにいる子供はよくて、私のお腹の子供はいらない?

私は震えながら立ち上がり席に戻った。
彼の奥さんは私より若く可愛らしかった。
自分の夫が浮気なんてしているのを知らないんだろう…

私は、何もかもぶちまけたいと思った。
俊輔に破滅して欲しいと思った。


が…
私も家庭は壊せない。子供が大切。
明日病院に行こう…
私は幸せそうな俊輔を見て決心がついたのだった。

その日の夜、俊輔から連絡が入った。

「ごめん。ちゃんと話し合わないとだな。」

「私一人で大丈夫だから。」

「でも、話し合わないとダメだ。」

「明日病院に行くわ。」

「明日?俺も付き添うから。」

「来なくていい。」

「俺にも責任あるし。」

「来ないで。迷惑だから。夫ではない男と産婦人科なんて…誰かに見られたりしたら…」

「あ…そうだね。ごめん。ちゃんと連絡をくれよ。」

「今更?」

「ごめん。いろいろ考えていたんだ。」

「逃げ方を?」

「季子…」

「ごめんなさい。体調悪くて気持ちも下がり気味で嫌味しか言えないの。」

「俺が悪いんだ。ごめんよ。」

「そう。あなたが悪いの、だからもう構わないで!」





/400ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ