パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第8章 続・踊り子

マドリード空港に着くとリカは迎えに来ていた。
私は最初リカに気付かずにいた。

「沢田さん！」
リカは私を見つけると抱き着いてきた。
そして泣きながら
「やっと逢えた。やっと…」
と呟いた。

私は逢いに来れなかった事を詫びた。
詫びる私に
「でも逢えた！」
と彼女は喜んで出迎えてくれたのだ。

しかし…
彼女にのこのこ逢いに来たが、彼女は彼氏がいるのかも知れない。
既に夫がいるのかも知れない。
そんなことが脳裏に浮かんでいた。

彼女と新幹線に乗り彼女の住む街に向かった。

彼女は祖母の経営するレストランを手伝いながらダンサーになる為にレッスンをしていた。
今は週末や繁盛期にショーにも出ているらしかった。

彼女は別れた時は少女だったが、今は女性になっていた。
身体は丸みを帯び、優しい表情はマドンナのようだった。

新幹線を降りると彼女は私の腕に自分の腕を絡めた。
私は照れ臭かったが、嬉しかった。

彼女は、三年前に私と泊まったホテルに案内してくれた。
同じ部屋だった。

そして、同じようにフラメンコのショーに連れていってくれたのだった。
彼女は可愛い少女から美しい女性に変わり私は戸惑っていた。
だが、笑うと見える八重歯はそのままで、八重歯を見ると少女だったリカを思い出し懐かしく思っていた。

ショーが終わりホテルに戻ると、彼女はワインを出してきた。
乾杯をすると彼女は一気にグラスを空けた。

「そんなに一気に…ははは。」
私は笑いながら彼女のグラスにワインを注いだ。

そして注いだワインを一口飲むと、私に抱き着いた。

「もう私を忘れたのかと思っていたの。ずっと…不安で逢いたくて…」

「ごめん。いろいろあって…でも俺もリカにずっと逢いたくて。遠かったよ…ここは…」

私は彼女に優しくキスをするとスイッチが入り、彼女を強く抱き締め激しくキスをした。

そして激しくキスをしながらお互いに服を剥ぎ取るように脱がせていた。