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掌の官能小説
第9章 Sexual slavery
俺の心は心が無い

他人がどうなろうと関係ないが
損得勘定で他人とは付き合っている

この女の気持ちは考えない

奴隷だから

俺の欲求を満たすために
買ったのだから


毎日ピルを飲ませ
毎日好きなだけセックスをする

セックスとは言わないか…
犯していると言った方が正しい

女は抵抗はしない
抵抗はしないが感じる顔もしない

ただ哀しそうな顔だけいつもしていた

俺の好きな果穂は
いつも喜び、いつも可愛く笑い、いつも恥ずかしがっていた

つまらないこの女を犯すのは
風俗よりましだからだ

風俗女は作り笑顔で俺をもてなすが
風俗に来る逆だと見下し
俺は風俗の女だと見下し

お互い病気を気にしながら

つまらない上に面白くない


この女は
少なくとも俺を見下してはいない
俺を見ない
自分の中に篭り
すべて受け身でいる

俺がそうしろと言い
俺はその方が楽だからだ


このまま
俺はどこに向かうのか

何億円という金額のお金を動かしていても
ただのマネーゲームでしかない

実際に大量の現金を触り、持った事はない

現実味が無いのだ

果穂も同じ


だから現実味のあるものに触れたくて
大量の現金でこの女を買ったのかも知れない

目の前に姿かたちはあり、温もりも感じてはいる
だが…
心の温もりは感じられない

まぁ、俺も温もりなんて無いから…



女が来て10日
この日は大きな儲けがあった

かなり大きな金額で
俺の気持ちは高揚していた

冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出すと
女は俺にグラスを渡した

俺はグラスに冷えたミネラルウォーターを注ぎ飲み干した
飲み終えると女は俺に手を出しグラスを受け取ろうとした

俺はグラスをキッチン台に置くと女を抱き締めた

俺はこの柔らかい抱き心地が好きだった

そして女のスカートを捲り上げ尻を掴んだ
女は俺に抱き締められながら、されるがままだった

俺はキッチン台に女を座らせ脚を開き、女の顔を見ながら指を膣に入れた

「触られて気持ちよくない?」

女は無言のままだった
しかし指を動かすとクチュクチュと音が鳴っていた

「こんなに濡れているのに?」

俺は指を出してそのまま部屋に戻った








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