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BLACK WOLF~調教~
第3章 金色
私の事を心配してくれて、私がその事に突っ込むとバツの悪そうな表情を見せて

最後に明るく挨拶をして、自転車に乗って帰って行くあの笑顔と後ろ姿。

風に靡く髪の毛まで鮮明に覚えてる。


私に関わったせいで、あの笑顔が消えてしまう。

私に関わったせいで…、白石君の人生と未来を奪ってしまうことになる。






『あまり無理しないで下さいね』



私に言ってくれたあの台詞…。



━━━━━っ!!









「し、白石君には…、何も…っ」

振り絞るような声で黒埼さんに訴えた。

それは…、黒埼さんからの挑戦を受けとるということ。

圧倒的に私の方が不利な勝負だけど、このままじゃ本当に白石君が…。


「ま、頑張って耐えろよ」


硬く目を閉じて全身の力を抜いた。



大丈夫…、別の事を考えてれば大丈夫だ。

それこそ、学生時代に勉強した数学の公式を思い出したり、円周率の数字を唱えてみたり

歴史の年号を数えたり…、意識を別の方へ向けてれば大丈夫。


黒埼さんがしゃがみこみ、私の足の隙間に近づいていく。



「………っ!」



こんなの、大した事じゃない。

いくら薬を盛られたと言ってもこれよりもっと酷いことだってされて来た。

だけど、耐えて来た。

それに比べたらイクのを我慢するなんて余裕だ。

大丈夫…、大丈━━━━━━






「ひっ、あっ!」






黒埼さんの舌の感触が下半身に伝わった。

しかし、伝わったのはクリじゃなくて、内太股。

チュッと音を立てながら私の内太股をなぞるように舌を這わせていく。


「やっ、あぁぁっ…」

そして、もう片方の足には黒埼さんの指がスゥーッと素肌の上をソフトタッチで流れていく。










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