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BLACK WOLF~調教~
第3章 金色
「く、ろさきさ…っ、んっ、薬…って?」

「今の白ワインに、ちょっと細工をな…」


白ワイン…、細工…?

今、黒埼さんの口で注がれた白ワインに細工がされていた…?

「知り合いに譲って貰った媚薬の一種。即効性があって神経に直接効いて感度が増して…、他にも何か言ってたけど、細かい事は忘れた」


神経に直接効く感度が増す媚薬…?

まさか、それを白ワインに混ぜて私に飲ませた…?


「な、何を…っ、ん」

よく考えれば媚薬が入ってる上にお酒まで…。

抵抗しようにも体の力はどんどん抜けていく。

まだ何もされてないのに汗まで滲み出している。


「は、んっ」

触れられてもないのに、大きく広げられた性器に空気が触れるだけで、もう…っ。



「今から、俺が良しって言うまでイクのを我慢出来たら、その坊やには何もしないでやる♪」

「………っ!」



こ、この状態でイクのを我慢…?

そんな事出来るはずがない…。

外気に触れてるだけなのに、触れられてるような気になるほど神経は昂ってるのに、イクのを我慢しろだなんて。


「む、無理です…っ。そんな…っ」

「だったら、白石君とかいう坊やは…、悪いが退学にでも追い込ませてもらおうか」

「……そ、それは」



退学…?

黒埼さんならやりかねない。

大金を使って人1人の人生を崩壊させるなんて朝飯前だ。

そんな事、絶対させない…。

させちゃいけない!


「それだけあの坊やを大事に思えるなら我慢出来る根性ぐらい出せるだろ?」

黒埼さんは楽しそうに私の頭を撫でながら笑っている。

…こ、根性?



蕩けて行く脳内に浮かんだのは、先程の白石君の顔だった。






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