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BLACK WOLF~調教~
第3章 金色
「それに、お前が何言ってんの全然わかんねぇ。俺の耳には何にも聞こえねぇ」

くすくす笑いながらニヤリと笑う黒埼さんを見て気づいた。

黒埼さんの本当の悪魔の部分を見たような気がした。


ゾクリと背筋が凍る。




…口にタオルを突っ込まれて、これじゃ何も喋れない。

黒埼さんに"イク"と伝える事も出来ない。

私にとっては好都合だけど、イクと伝えられない以上━━━━




ヴィィィィィィンッ!!





「うぅぅぅんっ!んっ、んぐっ!!」

「どうした?さっきみたいに睨んでみろよ?ん?」


イクと言えない以上、この拷問は終わらない。

イクと伝えられたら黒埼さんの勝ち。

私は負けた事になるし白石君もめちゃくちゃになってしまう。


しかし、イクと言うことが出来なければ私にとっては有利だが…、終わりがない。

黒埼さんの気が済むまで、この行為は続く。



「ふっ、んぐぅっ!!んんんぅっ!!」

涙が頬をボロボロと伝う。

言葉が発せられない今は首を左右に振りながら黒埼さんに訴えるしか手はない。


こうしてる間にも何度も何度も絶頂を迎えているのに、絶え間なく与えられる快感に頭がおかしくなりそう。

今にも狂ってしまいそうだった。


「んぅっ!んっ…っ!ん、ふぐっ!!」

声にならない悲鳴で何とか黒埼さんに伝えようとするも…、声が出ない。

声どころか息すら出来ない…。




もう、ダメ…、頭がおかしくなる…

体全部が壊れていく…

私が壊れていく…。


白石君を守る事も、黒埼さんに楯突く気力も、根こそぎ奪われて行く…。

許しを乞いたくても、これじゃ喋れないままだ…。




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