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BLACK WOLF~調教~
第3章 金色
し、潮…?

潮って、尿意の事…?失禁?


その手を止めて、黒埼さんは満足そうな顔でクスクスと笑ってる。

私のこの、霰もない姿を見て支配欲を満たされたかのようにクスクスと笑ってる。

もし今、私の意思がハッキリしていたらこれほど恥ずかしい事はないだろう。

失禁にも近い現場をまざまざと見られてしまったのだから。

だけど、今の私にはモラルも恥ずかしさもなかった。


何も…、何も感じない。

ただ、この死にそうなほどの快楽から逃げたくて仕方なかった。





「ったく、人の服に思い切り引っかけやがって」

言葉は怒ってるようだけど、黒埼さんは相変わらず笑顔だ。

笑顔というより、不敵な笑み?


「じゃぁ、そろそろ仕上げようか?」

そういうと黒埼さんは私の口を塞いでいたタオルをグイッと引っ張り抜き去った。

タオルと私の口にははしたないぐらいに唾液が付着。

強制的に広げられていたせいか口の両端が何と無く痛いけど。

外気に触れた喉が一気に乾燥したが、そんな事はどうでもいい。


もう、どうでもいい…。

快楽のせいで、私の頭の中はめちゃくちゃ。

理性もモラルも恥じらいも、粉々に打ち砕かれていた。



「言ってみろ。この後どうして欲しい?」

「え…?」

汗だくになった私の前髪を整えながら黒埼さんが私に呟いた。

その手つきと口調は今までとは違って柔らかくて優しい。

洗脳されていくかのように、私はその言葉に従ってしまう。

いつも…。





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