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第1章 始まった2人
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セックスは好きだ。
24歳になり、それなりに経験を重ねてきた。
それでもやはり、初めての相手とのセックスは緊張する。
みんな同じだろうけれど。
前田課長の甘い声が降ってくる。
「ねえ、しよ?」
また、耳元にキスが落ちる。
厳密に言うと、前田課長とのセックスは昨晩に続き2回目だ。
けど、酔っていた…
全てを酔いのせいにできるくらい酔っていたわけじゃないけど、お酒の力は偉大だ。
「昨日の水本、かわいかった。もう一度…」
体の温度が上がる。
この人は、こういうセリフを口にする人なんだ。
ふわりと亜沙子を包んでいた両腕に力が込められて、2人の体がバスタオル越しに密着する。
「…んっ…」
右の耳に、前田課長の舌が進入してきた。
亜沙子の口から、熱を帯びた声が漏れる。
「こっち向いて」
亜沙子は上半身をねじって、前田課長の顔を見た。
オフィスで毎日顔を見る前田課長。
背も高いし、顔も整っている。
大学時代までけっこう本気でサッカーをしていたらしく、身体も引き締まっている。
顔が近づき、啄むようにキスをする。
完全に酔いはさめている。
けれど、そのキスに、亜沙子の頭はまたぼおっとしてくる。
ゆっくり、ベッドに倒れ込んでいく身体。
同時に、前田課長の舌が唇を割って入り、激しく口内を犯された。
「んんっ…」
前田課長の舌の動きに、ますます亜沙子はクラクラする。
ほんの一瞬、和俊の顔が頭をかすめた。
ごめん、という気持ち。
けれど、前田課長を拒めない。
亜沙子も舌の動きに応戦する。
「…はぁ…っ」
長く、深いキス。
唇が解放され、熱い吐息がもれる。
身体の奥深くが、きゅんきゅんと疼いているのを感じる。
流されてるな。
心の中で苦笑いする。
前田課長の唇が、首筋、鎖骨、胸元と移動する。
体を隠していたバスタオルは、すでに意味をなしていない。
唇が胸の中心に到達し、その突起を口に含まれた瞬間、亜沙子は小さく身体を震わせた。
24歳になり、それなりに経験を重ねてきた。
それでもやはり、初めての相手とのセックスは緊張する。
みんな同じだろうけれど。
前田課長の甘い声が降ってくる。
「ねえ、しよ?」
また、耳元にキスが落ちる。
厳密に言うと、前田課長とのセックスは昨晩に続き2回目だ。
けど、酔っていた…
全てを酔いのせいにできるくらい酔っていたわけじゃないけど、お酒の力は偉大だ。
「昨日の水本、かわいかった。もう一度…」
体の温度が上がる。
この人は、こういうセリフを口にする人なんだ。
ふわりと亜沙子を包んでいた両腕に力が込められて、2人の体がバスタオル越しに密着する。
「…んっ…」
右の耳に、前田課長の舌が進入してきた。
亜沙子の口から、熱を帯びた声が漏れる。
「こっち向いて」
亜沙子は上半身をねじって、前田課長の顔を見た。
オフィスで毎日顔を見る前田課長。
背も高いし、顔も整っている。
大学時代までけっこう本気でサッカーをしていたらしく、身体も引き締まっている。
顔が近づき、啄むようにキスをする。
完全に酔いはさめている。
けれど、そのキスに、亜沙子の頭はまたぼおっとしてくる。
ゆっくり、ベッドに倒れ込んでいく身体。
同時に、前田課長の舌が唇を割って入り、激しく口内を犯された。
「んんっ…」
前田課長の舌の動きに、ますます亜沙子はクラクラする。
ほんの一瞬、和俊の顔が頭をかすめた。
ごめん、という気持ち。
けれど、前田課長を拒めない。
亜沙子も舌の動きに応戦する。
「…はぁ…っ」
長く、深いキス。
唇が解放され、熱い吐息がもれる。
身体の奥深くが、きゅんきゅんと疼いているのを感じる。
流されてるな。
心の中で苦笑いする。
前田課長の唇が、首筋、鎖骨、胸元と移動する。
体を隠していたバスタオルは、すでに意味をなしていない。
唇が胸の中心に到達し、その突起を口に含まれた瞬間、亜沙子は小さく身体を震わせた。
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