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第7章 独占欲

またトロリと蜜が溢れ出る。
眉間に皺を寄せ、苦しそうにも見えるその表情。
右の人差し指が絶え間なく突起を摩っている。

「いやらしい子だな」
「そんなっ…課長のせ…いです…」

俺のせいでこんなに乱れるなら、もっと乱れていい。
別の男も知らない、水本を知りたい。

「はぁっ…んっ、んんっ」
「自分でクリトリス触って、俺に見せつけて、こんなに濡らして、感じてるんだ…会社のみんなが知ったらビックリするだろうな」
「い…言わないで…そんなこと…」
「本当のことだろ。ああ、また溢れてきてる」

ますます腰が浮いている。蜜がシーツに染みを作る。
水本が首を振り、切ない瞳で俺を見つめる。

「もっ…だめ…イキそぉで…」
「うん、いいよ。イク顔を見せて」
「はぁんっ…あっああっ…！」

身体が弓なりに反り、腰をガクガクと震わせる。
俺に見られながら果てる水本。
熱い呼吸が部屋に響く。


「かわいい…やばすぎ」
言いながら水本の顔を見る。
細い両腕が伸びてきて、首に巻きつかれる。

「恥ずかしい…です」

呼吸が荒い。
けれど口づけせずにいられない。

「ご褒美」

キスしながら、左の太腿を撫でる。またピクンと身体が跳ねる。
うつ伏せにして、覆い被さる。
首筋、背中、腰、脇腹、お尻…ゆっくりと舌を這わす。
本当は、紅い印を付けたい。けれど、それができない。
ならば、まだまだ快楽を与えなければいけない。
水本が俺に溺れるように。

「お尻、突き出して」
腰に手を添えて、ぐいっ持ち上げる。
「ああ、よく見えるよ、お尻の穴まで」
「…っ！」

水本の股の下に寝転ぶ。
顔面騎乗の体勢になり、水本の尻を掴み、ゆっくりと腰を沈ませる。

「はっ…あぁっ！」

舌を突き出し、ソコを舐める。
膣の中に入れ、搔き回す。

「んっ、あっあっ…」

ピチャピチャと響く音に、水本の切羽詰まった声。
吸い付き、なぞり、突く。
水本の腰も小刻みに動いている。

上半身を少し後ろに倒し、水本が俺のモノを右手で握った。
上下にこすり上げられ、「うっ」と声が漏れる。
与える快感と、与えられる快感。

「課長…わたし、もう…」

泣き出しそうに、潤んだ瞳。

「わたしもう、課長が欲しい…」


倒れこむ水本。
長い髪が、俺の顔にかかる。

ベッドサイドの包みを取り、封を開け、素早くソレを装着した。