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第10章 在るべきところ
【亜沙子 side】
和俊と会った。
平日に会うことが滅多にないため、会うのは2週間ぶり。
昼過ぎに待ち合わせをして、街をぶらぶらし、夜ごはんを食べる。
亜沙子のうちにきて、セックスをする。
和俊のことはどう考えても好きだ。
離れることは考えられない。
今日、くだらないことをたくさん話した。
肌を重ねると安心した。
気持ちよかった。
おさまるべきところに、おさまってる感じがする。
それでもふと、別の男の人のことを考える。
今、隣にいないあの人のことを。
家族の元にいるに違いない、あの人のことを。
なぜこんなにも惹かれるのか、自分でもわからない。
好きなの?
それは前田課長のことが?
それとも、前田課長とのセックスが?
好きだと錯覚しているだけ?
秘密の関係に酔っているだけ?
「かわいい」と言ってくれることに舞い上がってるだけ?
いずれにしても。
こんなこと、やめたほうがいい。
誰も幸せにならない。
わかっている。
わかっているのに、前田課長を想う自分に戸惑っている。
和俊と会った。
平日に会うことが滅多にないため、会うのは2週間ぶり。
昼過ぎに待ち合わせをして、街をぶらぶらし、夜ごはんを食べる。
亜沙子のうちにきて、セックスをする。
和俊のことはどう考えても好きだ。
離れることは考えられない。
今日、くだらないことをたくさん話した。
肌を重ねると安心した。
気持ちよかった。
おさまるべきところに、おさまってる感じがする。
それでもふと、別の男の人のことを考える。
今、隣にいないあの人のことを。
家族の元にいるに違いない、あの人のことを。
なぜこんなにも惹かれるのか、自分でもわからない。
好きなの?
それは前田課長のことが?
それとも、前田課長とのセックスが?
好きだと錯覚しているだけ?
秘密の関係に酔っているだけ?
「かわいい」と言ってくれることに舞い上がってるだけ?
いずれにしても。
こんなこと、やめたほうがいい。
誰も幸せにならない。
わかっている。
わかっているのに、前田課長を想う自分に戸惑っている。