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第12章 女子トーク

「亜沙ちゃんもさ、付き合って2年半だっけ?和俊くん、もしかしたらそういうこと考えてるかもよ」
「…まさか。そんな話したことないよ」
アーモンドを口に放り込む。
「奈央ちゃん、佐山さんと付き合って、どれくらいだっけ?」
「1年!」
カタンと音を立てて、缶ビールをテーブルに置く。
派手に遊んできた奈央ちゃんが、結婚。
思えば、同じ男の人と1年続いたのも記憶がない。
なんだか不思議な感じ。
「その1年…浮気した?」
「んー、んふふー」
意味深な笑い。
質問を変えてみる。
「今までの男の人と、佐山さんは、違う?」
「違うって?」
「佐山さんだから、1年も付き合えて、結婚しても良いって思えたんでしょう?」
そう聞くと、「そうだねえ」と他人事のような口調で言う。
「まあ…ついていこうって、この人ならついていけるって思ったのは確かだし、佐山さんも30歳になったしね。タイミングかなぁ」
「タイミングかぁ」
「亜沙ちゃんは、どう?もし、和俊くんからプロポーズされたら、OKする?」
「…わからない」
和俊がどうというのではなく、結婚そのもののイメージが沸かない。
それからは、奈央ちゃんの話で盛り上がった。
プロポーズの言葉や、佐山さんが両親に挨拶に来た時のこと、奈央ちゃんが佐山さんのおうちへ挨拶に行った時のこと。
これまで深く考えたことのなかった【結婚】が、急にリアルになったような気がする。
結婚。
そりゃあいつかは…という憧れはある。
あるけれど…。
わたしもいつか結婚するときがくるのかな。
あまり考えたことなかったけど…わたしも年が明けたら25歳になる。
そろそろ、結婚する友達が増えてきてもおかしくない年齢なのかもしれない。
日付が変わる前、奈央ちゃんは迎えに来た佐山さんの車で帰ってった。
明日も早い。
寝てしまおう。
「…まさか。そんな話したことないよ」
アーモンドを口に放り込む。
「奈央ちゃん、佐山さんと付き合って、どれくらいだっけ?」
「1年!」
カタンと音を立てて、缶ビールをテーブルに置く。
派手に遊んできた奈央ちゃんが、結婚。
思えば、同じ男の人と1年続いたのも記憶がない。
なんだか不思議な感じ。
「その1年…浮気した?」
「んー、んふふー」
意味深な笑い。
質問を変えてみる。
「今までの男の人と、佐山さんは、違う?」
「違うって?」
「佐山さんだから、1年も付き合えて、結婚しても良いって思えたんでしょう?」
そう聞くと、「そうだねえ」と他人事のような口調で言う。
「まあ…ついていこうって、この人ならついていけるって思ったのは確かだし、佐山さんも30歳になったしね。タイミングかなぁ」
「タイミングかぁ」
「亜沙ちゃんは、どう?もし、和俊くんからプロポーズされたら、OKする?」
「…わからない」
和俊がどうというのではなく、結婚そのもののイメージが沸かない。
それからは、奈央ちゃんの話で盛り上がった。
プロポーズの言葉や、佐山さんが両親に挨拶に来た時のこと、奈央ちゃんが佐山さんのおうちへ挨拶に行った時のこと。
これまで深く考えたことのなかった【結婚】が、急にリアルになったような気がする。
結婚。
そりゃあいつかは…という憧れはある。
あるけれど…。
わたしもいつか結婚するときがくるのかな。
あまり考えたことなかったけど…わたしも年が明けたら25歳になる。
そろそろ、結婚する友達が増えてきてもおかしくない年齢なのかもしれない。
日付が変わる前、奈央ちゃんは迎えに来た佐山さんの車で帰ってった。
明日も早い。
寝てしまおう。

