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* 花音’s short story *
第9章 *美羽 × 恒 ~ 2人の甘い休日♡ ~
「……無理してない?」

「してない」

「ほんとに?」

「ほんとに!」

「…………」


まっすぐに見つめられて、俺は何も言えなくなってしまった。


「私ね、ほんとに無理なんてしてないよ?嬉しいの。誰かの為に掃除したり、料理作ったり……。幸せだなぁって」


そう言って笑う彼女はとても綺麗だった。
その言葉に偽りがないとわかる。


「わかった。俺も出来るだけ手伝うし、疲れた時は無理しないで?それだけ約束」

「うん。わかった」



それから美羽さんが作った夕食を食べた。


「ごちそうさま。おいしかった。片付けは俺がやるから」

「ありがとう。私も手伝う」


ほんとにこの人は……。そういう性分って言ってしまえばそれまでなんだけど……。



うーん………。

しばらく考える。そして思いついた。



「ね、美羽さん。あとで一緒にお風呂入ろ」
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