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恋愛無双ーレンアイムソウー
第2章 初デート


「んっ………」


唇と唇が触れた瞬間、
結子が甘い声を出した。

必死に瞳を閉じて
結子は片手で抵抗を続ける。


ーーー結子さん……


唇を食むように動かして
結子の唇の形を確かめる。

唇を舌で捲り上げて歯列をなぞると
結子が体を震わせて唇を少し開いた。

山中はそのタイミングで
自身の舌を結子の口内へ滑り込ませ
結子の舌を捕まえる。


「んんっ……!」


結子は目を見開いて山中を見つめ
唇を離そうと必死にもがいている。


ーーーこれが結子さんの味…
酒の味も残ってるけど…美味しい…


更に舌を絡ませようとした時ーーー

運転席の窓が強く叩かれた。


山中は仕方なく結子から唇を離し
窓へと視線を移す。


背は高くガッチリ体型で
肩までの髪を激しく巻いた女性と
背は低く華奢な体型で
人形の様に整った顔の女性が立っていた。


山中は窓を開けて愛想笑いを
背が高い女性へと向ける。


「あの……何か?」


そう尋ねると女性もニコッと微笑む。


「あなた、山中さん?」


違和感を感じたのは
女性にしては低めの声が聞こえてから。


「えぇ、そうですが…」


応えたのと同時に女性は
車内へ手を滑り込ませて
ドアのロックを解除させた。


「えっ?」
「わたしぃ、結子の親友なんですぅ。
会えて嬉しいわぁ~」


その女性は素早くドアを開くと
山中に抱きついてきたのだ。


「ちょっとっ!!」


焦りながらも結子の方に顔を向けると
助手席のドアも開かれていて
結子は既に車から降りていた。

もう一人の華奢な女性が
結子を連れて家の中へ向かっている。


山中に抱きついた女性は
それを横目で確認すると
女性のものではない声を出した。


「おい、山中さんよ。
結子に簡単に手ぇ出してんじゃねーよ」

「は?」

「順番ってもんがあんだろーがよ!
結子の気持ちを無視して勝手にキスして
ただで済むと思ってんの?」

「君は……」

「次また同じ事をしてみろ?
そん時は半殺しだからな」


山中が状況を理解出来ずに黙ると
女性は山中から体を離した。


ーーーやっぱ、男だ。


山中は一瞬にして把握する。

そんな山中を見て女性は
ニヤリと笑い声色を変えた。


「やぁね~今、男って思ったでしょ~
確かに体は男だけど、心は女よぉ~」

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