この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋愛無双ーレンアイムソウー
第2章 初デート


「何よ?」


山中に胸ぐらを掴まれても
蘭は無表情のまま怯む様子はない。


ーーー本気で言ってんのか…?
こいつ頭おかしーのかな?


目を見張る山中を見ながら蘭は言葉を続ける。


「一応教えてあげるけど、
これは結子パパも同意してるのよ」

「えっ……」


ーーー蒼井さんが同意してる?
そんなの…ありえねぇだろ…
いくら娘の為だとしてもやりすぎだ。


「…冗談だろ」

「さぁ。私を信じられないのなら
結子パパに聞いてみるといいわ」


断言したのを見るに嘘ではなさそうだ。

山中は無性に喉が渇く感覚に襲われる。


ーーー結子さんが得体の知れない男と
疑似恋愛するって事だろ…
そんなの…男が結子さんに惚れるきっかけを
与えるだけだ!そんなの……


「結子さん…結子さんは…
その事知ってんのか?」

「まだ知らない。これから話すから」

「…それしか方法はねぇの?」

「そうね、ないと思うわ」


蘭が真っ直ぐに山中を見つめる。


ーーーそれなら…俺にも考えがある。
俺なりの方法で……


「…分かった。結子さんには
しばらく連絡だけで我慢する」

「そう。分かってもらえて助かるわ」

「ふんっ。お前の為じゃねーから。
あくまでも結子さんの為だから。
じゃー失礼しますー」


そう言って山中は帰っていった。

蘭は車が見えなくなるまで見届ける。


「チッ……あいつ面倒そうだな。
頭の回転が速いやつは苦手なんだよ…」


蘭は小さくつぶやくと、結子の家へ向かった。


/87ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ