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恋愛無双ーレンアイムソウー
第2章 初デート


「大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」


恵が心配そうな顔で見つめるので
結子は少し笑って返事をした。

帰りが遅い結子を心配して
恵と蘭は外まで様子を見に来てくれたのだ。


「ねぇ…めぐ」
「ん?」

「私さ…山中さんとキスしても
特に感情が湧いてこなかった…」

「うん」

「ドキドキする、とか
プラスの感情はもちろん…
イヤって思うマイナスの感情すら
そこまで感じなかったの…
抵抗はしたんだけどね」

「そっか」


悠里はソファーの上で膝を抱えて
膝の上に顔をうずめる。

恵が隣に座って背中を撫でてくれた。


「私…このままじゃダメだよね…」

「そうね!ゆいこりんは
そろそろ前に進まなきゃねぇ」

「あ、蘭…」


いつの間にか戻ってきた蘭が
腕を組んだまま近付いてきた。


「怖がらずに恋愛をしなきゃ進めないわよ。
でも、相手に山中さんはやめときなさい」

「何で?」

「あの人は自分の衝動をコントロール
出来ないみたいだから、ダメ」

「コントロール…」


結子が呆けた顔をする。

先程の山中とのキスを思い出してるのだろう。


「…確かに。普段は良い人なのに」

「男なんてそんなもんよ。
女子とヤル為なら、善人ぶるんだから」

「ヤルって…ストレートな…」

「何?間違った事言ってないけど?」


蘭はサラッと言い放つと
これまたとんでもない事を
笑いながらサラッと告げた。


「あ、そうそう。良い報せがあるの。
ゆいこりん、レンタル彼氏を始めるわよ」

「…は?」

「だ・か・ら、レンタル彼氏よ!
略して"レン彼"ね。
もうゆいこりんの個人情報は
登録済みだからぁ~」

「いや、あの…」

「タイミング良くね、今キャンペーン中で
おためし体験から始められるんですって!
…残念な事に相手を選べないけど
クチコミを見る限りイケメン揃いらしいし
目の保養も兼ねられて良いでしょ~?」

「蘭ってばっ!」


大声を出した結子に蘭は目を細めた。


「不満なの?」

「不満でしょ!…いや、違うな。
レンタルって何よ、レンタルって!」

「イケメンと疑似恋愛を体験するのよ。
それに…ゆいこりんパパも
ガッツリ同意済みだから」

「ええっ?!」


結子はソファーに座ってるのを
すっかり忘れてドサッと滑り落ちた。

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