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恋愛無双ーレンアイムソウー
第3章 レンタル彼氏


ーーーやっぱ何度見てもカッケーわ。


出勤してきた人物を見つめながら
ヒロは煙草を一度灰皿に置いた。


「レンさん、お疲れ様です!」

「おう、ヒロ。お疲れ」


返事をしたのはレンタル彼氏・博多店の
人気No.1であるレン。

目鼻立ちがハッキリとしていて
鍛え上げられた体が羨ましい。


ーーー芸能人で言うと岡●准●系。
男の俺から見てもイケメンだと思う。


「今日俺、レンさんとWらしくて…
初めてなんで色々教えて下さい!」

「W、ヒロと一緒なんだ?了解。
俺で良いなら教えてやるよ」


そう言って、ふっと笑う顔が色っぽい。

この表情が女性のハートをガッチリと掴むのだ。


「あ、まずはそれだな」


レンがテーブル上の灰皿を指差す。


「女性は非喫煙者の方が割合が大きいから
しばらく我慢しろ。勝手に煙草出すなよ。
もし女性から喫煙を始めたら、
自分もいいですかと確認してから吸うんだ」

「なるほど。今まで派遣中は我慢してて…
ある意味正解だったんですね。了解です!」


レンが煙草に火を点けながら
ヒロの向かいのソファーに座る。


「匂いも大事だぞ。お前気ぃ遣ってる?
喫煙者ならそんな気にならねーだろうけど
非喫煙者なら匂いに敏感だからな。
お前の顔で喫煙してるのはマイナスになるよ」

「俺の、顔ですか?」


ヒロが動きを止めて尋ねると
レンは"は?"という表情をした。


「お前、モテるよな?」

「あ…それなりにですけど」

「周りの女の子はお前が喫煙してるのを
見て、知って、どんな反応してた?」

「あー…」


ーーーそうだった。
しばらく彼女いねーから忘れてたけど…


「思い当たる節があるだろ?
店の写真見てお前を指名する客は大抵…
お前を王子様キャラだと思ってるよ」


ーーー王子様…寒気がする。
この世で一番嫌いな言葉なんだよ…


「お前、中身は王子様じゃねーからなあ。
でもここでは女性の立場が上だ。
どんなに嫌でも客が望むならやり通せ」

「分かってマス…」

「よろしい。その点俺はワイルド系も
甘い系もどっちもイケる顔だから
普段通りでいーんだけどね~」

「レンさんみたいな顔になりたかった…」

「そう?俺はお前の顔のが得だと思うよ」


ーーー得とかの問題じゃない。
女は"顔"しか見ねえから嫌なんだ。

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