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恋愛無双ーレンアイムソウー
第3章 レンタル彼氏


ここ一週間程、午後からのシフトばかりで
夜更かしに慣れてしまった結子は
昨夜の寝付きの悪さを恨めしく思いつつ
職場まで車を走らせていた。


ーーーばりねっむー。うへー事故るわあー。


朝食は店で食べようと
余裕を持って自宅を出発したのだが
早く到着してしまった。

先に一服する為、倉庫へと足を向ける。


扉を見ると暗証番号が解除されていた。

倉庫内に先客がいるという事だ。

一応ノックして声を掛けてから扉を開ける。


「失礼しまーす」


先客それはーー店長。

ちょうど煙草のケムリを吐き出した所で
目が合った。

何となく元気がない気がした。


「あ、蒼井さん…おはようございます…」

「おはよー。何どしたの、覇気がないよ」

「いやー…それが……」


煙草に火を点けながら尋ねると
店長は口ごもった。


「女関係?」

「え…分かります?」

「んー何となく。で?」

「実は昨日……彼女の親友と
酔った勢いでヤッちゃいまして…」

「うえーまじかー」

「その子は黙ってるって言ってるんすけど
彼女に正直に言うべきか迷ってて…」


はあ…と溜め息を吐く店長。


「その子…親友ちゃんに乗り替えるん?」

「いや、彼女の事好きなんで…」

「そもそも何で彼女の親友と二人になんの?」

「元々連絡先は知ってて、彼氏の事で
相談したいから会おうって言われたんです」

「は?その子彼氏いんの?
何それー!W不倫ならぬ、W浮気やん!」


結子はあからさまに興奮した。


「そういう事になりますね…」

「その子もなかなかのタマやね。
親友の彼氏とかよくもまあ身近なとこで
手を出すとは…根性あるわあ…」

「感心しないで下さいよー!」

「ごめんごめん。過ぎた事は仕方ないよ。
でも私が彼女の立場なら二人共、半殺し☆」

「えっ」


店長が固まったのを横目に続ける。


「ん~刺されてみるかー
根性焼きされてみるかは選ばせてあげるけどー
取り敢えず無傷では帰さんやろなあー」

「まじすか…」


青ざめる店長。


「ま、私の場合はね。彼女は分からんよ。
もしかしたら股間を蹴り上げられるかも…」


バッと手で股間を隠した。


「痛い目に遭う覚悟や
心から謝りたい気持ちがあるなら
彼女に言ったらいいんやない?
……輝くんに覚悟はあるん?」

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