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桜の季節が巡っても
第15章 蜜夜の春
腕に抱く彼女の艶めいた目線。
その瞳に惹かれ。
半開き状態だった唇に魅せられ。
貪るように口付ければ、彼女もそれに応えてくる。
幾度も互いの舌を絡ませれば、情欲の炎は燃え盛る。
「せんせい…すき」
-だいすきなの。
キスの合い間に呟かれた。
たった一言の愛の囁きは、秀王を激しく突き動かした。
下から押し上げるように揉んだ泉夏の右側の乳房の先に、彼は夢中で吸いついた。
その実を唇で、舌で、執拗に刺激すれば、泉夏は忽ちに色を帯びた声で喘いでくる。
揉みしだかれながら、頂を弄ばれ。
それだけでも意識が朦朧としてきてたのに。
空いていた左胸にも、彼の指が忍んだ。
硬くなった蕾を指先で転がされ、快感は数倍増す。
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