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桜の季節が巡っても
第15章 蜜夜の春
「ただ挿れろと言うのなら、必ずしも泉夏が相手でなければならない理由はなくなる。そもそも欲を吐き出したいだけなら、自分の片手があれば事足りる」
流石に直接的な表現は避けたのに、彼はそれをずばりと指摘してくる。
それだけじゃなく、もっと過激な事を口にされ、泉夏は何も言い返せない。
「俺は、自分ひとりが満たされたいんじゃない。泉夏を愛したくて、泉夏と愛し合いたくてしてる。ふたりで一緒に身も心も満たせたら、どんなに幸せだろう…そう思ってしてる。最終的な目的はそうかもしれないけど、一番大事なのはそこに至るまでの行為だと俺は思うから。気持ちも…特に女のひとは身体の準備が絶対必要だし。それが整わないうちから苦痛を与えてするような事は、絶対にしたくない。絶対にしない」
-泉夏が相手なら、尚更だ。
秀王は言い切った。
「泉夏が許してくれたから。泉夏が『俺とじゃなきゃ』って言ってくれたから。泉夏の想いに応えたくて、してるつもりだ。泉夏を満たしてあげたい一心から、してるつもりだ」
-こんな醜態さっきから晒しておきながら、なんだけど。
自分の下半身を一瞥して自嘲する彼を、泉夏は直視出来ない。
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