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桜の季節が巡っても
第15章 蜜夜の春
「せん…せ…っ」
掻き抱く秀王の耳元へ泉夏は唇を寄せた。
愛しいひとの名を呼ばり、口を開く。
「せんせい…も、だめ」
-だめなの。
掠れる声音で、泉夏は告げる。
「ほんとに-」
-だめなの。
もう求めずにはいられない。
もう言わずにはいられない。
自分を頼る華奢な肩を、秀王は抱き寄せた。
彼女が何を言いたいのか。
彼女が何を欲しているのか。
そんなのは、最後まで聞かなくたって。
そんなのは、自分が何倍も望んでた。
「先生が欲しいの。先生を私にちょうだい」
自分を渇望するその一言に、目頭が熱くなる。
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