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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
泉夏の喉が仰け反る。
背中は力いっぱい窓に押し付け、引き寄せた彼の首に強く頼る。
突き抜ける快感に耐える方法は、他にはない。
「あ…はぁ…ん…はぁ…」
指がそこを出入りする度に。
優しく掻き混ぜられる毎に。
声は途切れ。
吐息は乱れる。
聞こえ始めるのは、粘着質な水音。
「せんせ…そんなの…そんな風に…したら、だめぇ…」
内側を蠢く指先に加え、充血した陰核を攻める動きが加わった。
最も敏感な突起を擦っては、愛液で満たされた秘唇の奥に指が埋まる。
自らのもので濡れる秘豆の上を滑り、花芯の深くまで指が往復する。
幾度も訪れる二重の快楽に、泉夏は激しく身体を捩る。
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