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桜の季節が巡っても
第3章 恋慕の秋
信号が変わる。
横断する人々が一斉に動き出す。
泉夏と大樹の後ろにも待っていた人達がいた。
迷惑になるから歩き出したいのに、それを彼が許さない。
今日二度目の腕の自由を奪われる-夕方とは比べものにならない力強さで。
一向に進まないふたりに苛立ち、後方の人間が避(よ)けてゆく。
「ちょ、伊東君…!」
-離して。
叫びたいのに、声が出ない。
彼の本気が掴まれた手から伝わってくる。
「返事聞かせて」
-どうしよう。
迫られ。
途方に暮れかけた、その時。
泉夏の腕を掴む大樹の手首を、何者かが捕らえた。
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