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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
「そんなの-」
-知ってるくせに。
恍惚としながらも、泉夏は彼を詰る。
『大丈夫じゃない事』をしている張本人のくせに。
なのに素知らぬ顔で、言わそうだなんて-しかも最中に。
口惜しくて仕方がない。
「『大丈夫じゃない』って言ったら…先生はどうするの?」
「え?」
「『大丈夫じゃない』って言ったら先生は-」
-やめるの?
思いがけない泉夏の問いに虚(きょ)を衝(つ)かれ、秀王は返答に詰まる。
彼女を征服する動きも一瞬、止まる。
自分を振り返る泉夏と互いに見合い、やがて秀王は告げた。
「やめない」
口角を上げた秀王に、泉夏が怯む番だった。
たったのひとことで形勢が逆転し。
泉夏の顔は怒りやら恥ずかしさやら-とにかく、複雑に染まる。
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