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第16章 永劫の春

「最初から『やめない』って決めてるなら、なんで－」
－訊いてくるの。
もうほんと、意地が悪過ぎる－行為の真っ只中という事も忘れ、泉夏は喚きかけたが、それはストップせざるを得なかった。
左の膨らみに伸びた秀王の手が、その頂を指の腹で優しく撫でる。
「本当に『大丈夫じゃない』なら、勿論やめる。でも違うなら－」
「あ…っ」
「やめない」
－もっと、する。
僅かな力でひたすら擦られてそこは硬く勃ち、尖ったところを円を描くように幾度も弄られる。
「…言って、ない」
乳頭に与えられる刺激に悶えながら、泉夏はなけなしの力を振り絞る。
「違うって…言ってない」
「答えをもらえなくても。泉夏を見てればすぐに分かる」
－さっきのように。
笑われ。
穴があったら入りたい状態となる。