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桜の季節が巡っても
第3章 恋慕の秋
「お前もさあ、もうちょっと上手くあしらえばいいじゃん」
タクシーの後部座席で、龍貴は隣りの泉夏を軽く咎めた。
「私のせい?!」
泉夏は何故自分が責められるのかが分からない。
「はっきり断らないから、どんどんエスカレートするんだよ。もう少し男の扱い勉強したら」
「余計なお世話!」
頬を膨らませ、泉夏は車窓の向こうへ顔を逸らす。
「みんな見て見ぬふり…だったろ。俺がいなかったらどうなっていたかなあ」
龍貴の独り言のような-でも実際は、わざと聞かせようとしているのがありあり分かる呟きに、泉夏は言葉に詰まる。
「なんか見覚えあるのが目の前にいるなと思ったら、やっぱりお前で。すぐに声かけようとしたんだけど、なんと男と一緒みたいだったから?邪魔しないようにそっと見守っていたんだけども」
「…面白がって様子窺ってただけでしょ」
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