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桜の季節が巡っても
第3章 恋慕の秋
「…で?肝心の相手とはどうなってんの?」
「どう?」
「夏から少しは発展してんだろうな?」
「…」
泉夏のだんまりに、龍貴は信じられないという風に訊き返す。
「なんの進展もないの、まさか?」
「だって…そもそも滅多に逢えないし。話をする事すら難しいなのに、連絡先の交換なんてのももっての外だし。それでも今日はやっと逢えたかと思ったら、伊東君…さっきの彼の邪魔が入って結局、さよならの挨拶すら出来なかった」
「…何、その中学生の恋愛ごっこみたいなの」
憐れみの目で見られ、泉夏の頬が赤く染まる。
そんな泉夏などお構いなしに、龍貴は捲し立てる。
「好きなら好きで、さっさと言やいーじゃん。迷ってるうちに、他の奴に横から奪われるパターンだな」
「…いつも自信満々な龍には分からないよ」
吐き捨てるように-でも、はっきりと。
泉夏は告げる。
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