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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
考える事は毎日同じ。
堂々巡りをするだけ。
最後に溜め息で締めくくるのも、いつも通り。
おめでたい新春から暗い気分になりつつあるのを、気合でどうにか防ぐ。
「泉夏ちゃん」
その時。
自分を呼ぶ声が近い場所から聞こえた。
立ち止まり、辺りを見回す。
「泉夏ちゃん」
もう一度。
泉夏の右側には幼い頃よく出入りしていた、瀟洒(しょうしゃ)な建物。
「泉夏ちゃん、ここよ」
見上げれば、開いた二階の窓から手を振る人物。
ウエーブがかった肩までの髪を綺麗に結い上げ、薄いピンク色のエプロンした、とても成人した子供の母親とは思えない少女のような-。
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