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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
「大嘘!私のせいにするなっつーの!」
「当たり前だろ」
その程度で傷付く軟な精神構造なんかしてない-龍貴の鼻が鳴った。
吐き出された白煙が、窓の隙間から抜けてゆく。
「で。何食べたい?」
「なにって…ってか、年賀状投函してすぐ帰るつもりだったから、そもそもお財布もないんだけど…」
「馬鹿。社会人が大学生に金払わせるか。それ以前に俺は絶対、女に金は出させない」
「…あ、ありがと」
何故か照れてしまう。
「また惚れ直しただろ」
運転中の龍貴の横顔が艶めく。
「…少しだけね」
呟いた泉夏に、龍貴は不審そうに眉を顰める。
「え、何?いつもと違う返しをされると、リアクションに困るんだけど」
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