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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
「ケーキが飯?有り得ないだろ」
龍貴の鼻に皺が寄る。
「夕方まで寝てる人の分のお昼なんて準備しないし、普通」
泉夏は呆れて嘆息した。
ふたり揃って、車外へ出る。
いくらお天気とはいえ冬なので、やはり暖かな車内と比べると寒い。
「寒っ。この正月は一歩も家の外に出ないで過ごそうと決めてたのに。昼飯がないばかりに…」
龍貴は眉を顰めた。
ただでさえ迫力があるのに、不機嫌そうにすると凄味がより一層増す。
「なんで今日に限って目覚めちゃったんだろうね。昨日までみたく、夕方まで黙って寝てれば良かったのに」
並んで歩きながら、からかうように言う。
「泉夏の気配を感じたからかな」
扇情的な眼差しと共に、龍貴が身体を密着させてくる。
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