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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
『俺はお前と、間接的にでもキスした仲になるんだなぁ。伊東君に悪い事したな』
更に恥じ入るような事を言ってくる龍貴を、泉夏は軽く睨んだ。
『…全然悪いと思ってないくせに』
-舐めたくせに。
そこまでは生々しくて口に出来なかった。
信号が切り替わり。
龍貴は口角を吊り上げたまま、再び車を発信させた。
『…まあ、でもさ。なんだかんだで伊東君っていい奴じゃん?』
『え?』
『一度付き合ってみるのもいいんじゃない?大事にしてくれそうじゃん』
『…なに、それ』
龍貴の横顔に、泉夏は低く呟いた。
何故いきなりそんな事を言い出すのか-訳が分からない。
私が誰をどんなに好きか知ってて-なに?
『泉夏。お前さ、大学四年間ずっとそれでいいわけ?』
表情を変えずに、正面を向いたまま、龍貴は尋ねてきた。
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