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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
『それ?』
『先生と学生でいる以上、これ以上の関係は望めないって事』
『…』
『大学の中だけの関係。外で会話したり、食事をしたり、映画に行ったり、手を繋いだり、抱き締めてもらったり、普通の恋人同士なら当たり前の事を、少なくとも四年間は出来ない。それで本当にいいのかって事』
『…いいかって、だって』
泉夏は言葉に詰まる。
『電話もメールも出来なくて、紙切れをただお守り代わりに大事に持ってるだけで辛くないかって事』
『…!』
龍貴の放った一言に、胸を鷲掴みにされる。
『授業の時にしか逢えなくて、話せるのは質問の時間ぐらい。構内で偶然逢えたりしたらラッキー。長い休みは当然逢えない。それでいちいち落ち込んだり、泣いたり…そんな辛い想いをあと三年、本当に繰り返せるのかって事』
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