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桜の季節が巡っても
第5章 別離の春
入学式を終え数日経った食堂は、久々に満席に近かった。
まだ大学生活に慣れてない新入生は-見た目でなんとなく分かる。
私も一年前はあんなだったんだな-少しだけ余裕の目線でいれるのは、無事二年生に進級出来たからなのか。
今朝通学途中にコンビニで買ったお茶がまだ余っていたので、それを口に含む。
何をやってもどこにいても-特に大学の中ではどうしても思い出し、飲み物ですらそれ以上喉を通らない。
嘆息し、蓋を締める。
「泉夏…今日もお昼いらないの?」
隣りに座る麻衣が、遠慮がちに声をかける。
泉夏は親友を見、力なく笑って頷いた。
「でも家では少しは食べれてるから、大丈夫。…大学(ここ)では、やっぱりまだ難しいけど。ごめんね、私といたんじゃ麻衣もご飯食べれないよね」
「私の事はいいよ!私は泉夏が心配なの!」
麻衣が強い口調で泉夏に訴える。
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