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桜の季節が巡っても
第5章 別離の春
「…なんで?」
「…知らない」
「辞める前になんか言ってなかったの?」
「全然。いきなりいなくなった」
小さく、吐き捨てる。
「なんにも言わずに。なんの前触れもなく」
-突然に。
だからこの一か月、毎晩あなたを想って涙を。
「どこに行ったのかも分からない」
気分なんか全然いいわけないじゃない。
黙って話を聞いていた龍貴が言葉を紡いだ。
「念の為訊くけど。勿論お守りは使ったんだよな?」
「…」
「今使わなくてどうすんだって話だけど?」
「…使ったよ」
そっぽを向いて、泉夏は答える。
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